弔電の書き方/送り方

弔電は、通夜・葬儀(告別式)に参列できない時に送ります。また、会社関係、職場などで弔電を打つこともあります。
できるだけ早めに、遅くとも葬儀(告別式)の3時間前までに届くように送ります。
弔電の送り先は、葬儀が自宅で営まれる喪家に送ります。もし斎場などで営まれるなら、その斎場に送ります。


弔電の宛名・あて先は喪主あてにします。喪主の名前がわからない場合は、下記のように故人のフルネームを書きます。

  • 「故○○○○様 ご遺族様」
  • 「故○○○○様 遺族ご一同様」

弔電の文中では、喪主と故人との続柄について、通常の呼び方でなく敬称を用います。

  • 父=ご尊父様、お父様、お父上(様)
  • 母=ご母堂様、お母様、お母上(様)
  • 夫=ご主人様、ご夫君様
  • 妻=奥様、奥方様、ご令室様、ご令閨(れいけい)様
  • 祖父・祖母=ご祖父様、ご祖母様など

喪主がわからない場合は、「故○○○○様」とします。


また文中では、忌み言葉(いみことば)や直接的な死の表現は使用しないのがマナーです。

  • 直接的な言葉「死亡」「死去」
  • 不幸が重なることを連想させる言葉「重ね重ね」「重なる」「また」 「またまた」「再び」「たびたび」「再三」
  • 亡くなった方の不幸を連想させる言葉「九」「苦しむ」「迷う」 「浮かばれない」
  • その他「いよいよ」「とんだこと」
  • 大げさな表現も避ける
  • キリスト教の弔電に使わない言葉「成仏をお祈りします」「仏」「あの世」 「供養」「冥福」